中小企業診断士2次試験平成19年度事例4 計算問題を解説!
こんにちは。のりおです。
今回は、中小企業診断士試験2次試験平成19年度事例4の計算問題の解説をします。
本事例の(1)の経営分析は省略します。
(2)と(3)の計算問題が難しかったので、解説します。
第2問設問1
変動費率=総費用変化量/売上高変化量
総費用変化量=2,883(2,403+480)-2.726(2,262+464)=157
売上高変化量=3,216-2,900=316
変動比率=49.68
端数処理してA.50%となります。
また、固定費の計算は以下のようになります。
総費用-変動費=固定費
H18
2,883-3,216×0.4968=1,285
H19
2726-2,900×0.4968=1,285
答えが一致することを確認しましょう。
第3問設問1
それぞれのNPVを計算しましょう。
設備投資XはCOF:5億円、CIF:2億円ですので2×3.7908-5=2.5816
設備投資YはCOF:7億円、CIF:1.6億円ですので1.6×3.7908-7=-0.93472
期待値は(2.5816-0.93472)/2=0.82344
となります。これは、2期末での価値ですので、1期末では、
0.82344/1.1=0.7485
となります。
最後に、1期での投資0.4億円を差し引くことで
0.7485-0.4=0.348
となるので答えは35百万円になります。
以上、平成19年度事例4の計算問題の解説でした。 二次試験の得点が伸び悩んでいる人は以下の記事も併せてどうぞ。