塾講師として働く時に気をつけること!指導のコツを紹介!
こんにちは。のりおです。
私は個別指導塾にて主に高校生を担当して5年目になります。
これから塾講師として働く人に、指導のコツを紹介したいと思います。
授業時間以外に目を向けよう
個別指導塾の1コマの授業時間は大抵90分前後です。
1週間は168時間、睡眠時間8時間を差し引いても、112時間あります。
1.5/112=1.3%です。
授業時間をめいっぱい知識の伝授に当てるよりも、
授業時間を通じて、残りの98.3%の時間に上手く勉強できる手助けをした方が、
生徒自身大きく成長するでしょう。
最低限、知識を伝えることはできるようにしておきながら、
勉強計画の立て方や、勉強で行き詰まった時の相談に乗ることの方が重要だと思います。
ぜひ、授業時間以外に目をつけて指導してみましょう。
憧れる先生でいよう
現代の日本社会は閉塞感に苛まれています。
将来、どんな職業についても安泰、ということはありません。
それでも、大人は子供に対して、多少繕ったとしても、楽しく過ごしている姿を見せないといけないと思うのです。
大人がしんどそうにしていたら、子供にも伝播するのです。
勉強が嫌いと言って生徒との距離を詰めることは有効ですが、
同時に、嫌いだけれども一緒に頑張ろう、みたいに前を向くことが大事です。
憧れる、というのは頑張る気力になります。
あの先生みたいになりたいから、頑張る。
あの先生に認めて欲しいから頑張る。
あの先生は信頼できる。
そういった関係を構築していくことが重要だと思います。
どういった信念で授業をするのか
あなたは、生徒にどのように育って欲しいですか?
私は、勉強ができなくても良いから、勉強が好き、もしくは嫌いでは無い、といった感情になってもらうことが大事だと思っています。
高校生活が終われば、勉強をしなくて良いのではありません。
大学、専門学校に行っても、勉強するのです。
そんな時に、勉強のコツを知らないよりは、コツを知って上手く勉強してほしいのです。
高校生の頃に、とりあえず大手予備校に通って、成績を上げた子は、自分で学習計画を建てられる人より、大学に行ってから、上手く行かないことが多いです。
それは、大学に行ってから学ぶことや資格は、大学受験ほど、良質な教材がないからです。
限られた参考書しかない中でどう勉強していくかを考えていかないといけません。
そんな時に自学自習ができる人間になってほしいと僕は願っています。
成績を上げること。
これは最低限必要なことですが、それ以上にその裏に隠れた身につけるべき能力をしっかりと意識して伝えていくことが大切だと思います。