高校に入ってから勉強のやる気がなくなった時に考えること2選
こんにちは。のりおです。
高校受験を見事に突破し、地元の進学校に通うことになった!
学校生活は忙しくも、充実していて、部活動、恋愛、友達関係はいい感じ!
それなのに、唯一勉強だけが、中学時代とうってかわって全然うまくいかない。
こんな高校生活を過ごしている人、実は結構多いんです。
何を隠そう、この私がこのタイプでした。
見事、偏差値70overの進学校に合格したものの、学年順位は300/360人程度。模試を受けると普通に40代。
学校生活はうまくいっているものの勉強はイマイチ。
勉強がもっとうまくいけば、もっと学校生活が楽しくなるのになあ。
とアドバイスしてあげたいです。
さて、塾講師をしていて、こういったタイプの生徒は男女を問わず、多いことに気づかされます。
共通点としては、勉強のやる気が無いわけでは無いこと。
こういった人ほど、私は力になってあげたいと思って、塾講師として働いているので、今回はその解決方法を2つご紹介します。
自分のことを理解しよう。
自分はどんな性格?能力?
人間は意外と自分のことがわかっていません。
高校生活に限らず、そのあとの人生を通じて重要なことは、自分のことを理解することです。
人間には個体差があります。それは、時としてデメリットですが、メリットにもなります。
せっかく、自分という個体と共に生きていくのですから、きちんと理解しておけば、心地よく生きていくことができるのです。
自分はどんな性格・能力があるのでしょうか。
それが分かれば、おのずと勉強のやる気の引き出し方がわかってくるものです。
私が高2のときだとこんな感じでした。
・新しいことを学ぶと次の日には忘れている。暗記力に自信がない。
・理解能力は比較的高い。
・私は人と競争している方が頑張れる。
これらをもとに次のようにすれば、勉強がうまくいくことがわかってきます。
・新しいことを学ぶと次の日には忘れている。暗記力に自信がない。
まず、人はすぐに忘れてしまう頭の仕様になっていることを理解しましょう。
暗記したいことを暗記できるのであれば、東京大学に簡単に行けるし、受験勉強で困りません。
忘れることは、当たり前のことで自分を責める必要は無いと理解しましょう。
そして、人間は毎日同じことをすれば必ず覚えるということを知りましょう。
新しく習った公式でも毎日朝昼夜学習することを1週間連続して続ければ、間違いなく暗記できます。
これができるということを身をもって体験すれば、暗記力の悪さに嘆くことなく、
どう計画を立てれば、効率よく学習できるかを自分で考えることができます。
私が勉強することが苦でなくなったのは仮面浪人時代からです。
それは、自分のスペックを理解し、それに応じた勉強計画を立て、きちんと実行できた(実行できるレベルの計画にしてある)からです。
現状(=自分)を把握し、目標(=志望校)との差を認識し、それを小さくしていくことが大事です。
・理解能力は比較的高い。
私は、授業中で理解できないことはそんなに多くなかったと思います。
しかし一方で、言っている事と腑に落ちるということの差異を言語化できずにいました。
数学であれば、判別式D=√b^2-4acであることはわかるけれど、だから何?
といった感じでした。
このだから何?ということをきちんと理解していないと結局勉強ができるようにならないのだということは、仮面浪人時代になるまで分かりませんでした。
昔の自分にアドバイスするなら
「先生に、今日の分野は学ぶと何が嬉しいのですか?どういった場合にこの公式は使えるのですか?この公式から読み取れる別の解釈はなんですか?と質問してみよ。」です。
ゴールがわからないと、マラソンだって走れません。
その日の授業の到達目標と、身につけるべき知識、そしてそれらの後ろにある背景。こういったものを抑えて学習するととてもすんなりと内容が入ってきます。
私たちは受験勉強1周目ですが、先生はもう何十、何百と授業をしているのです。
優秀な先生であれば、生徒に合わして、どのレベルまで理解させるかを考えて返事をしてくれます。
・私は人と競争している方が頑張れる。
だから、競争しましょう。
とは、なりません。
私は人と競争している方が頑張れると思っていましたが、違いました。
実は人と競争すると、疲弊します。できない自分がイヤになってしまうのです。
昔の自分に言いたい。
「昨日の自分と勝負せよ。それに勝つことの方が重要で、難しい。」
もちろん、人と競争するのが好きな人はそれで良いでしょう。
良い指導者に出会おう。
指導者の重要性は、塾講師をしていてひしひしと感じます。
高校の先生ですごい人は実は少ないです。勉強がそこまでできなくても、1教科さえできれば先生になれるからです。
勉強は、多くの教科を学ぶほど、相乗効果が出るモノです。
英語の学習。古文の学習。漢文の学習。こういった言語の学習方法は共通点が多々あり、勉強をきちんとしてきた人は、体感的にこれを学ぶことができます。
これが尊いのです。
将来、高校で学んだ知識のほとんどは使いません。
しかし、学び方を学んでいる人は、将来新しく学ぶときに学ぶ要領がわかっているのです。
どの教科との関連があるかなんて今のうちからわからないのですから、より多くの教科を学ぶことは大事なことです。(受験戦略とは別です。)
だから、高校の先生は基本的にそこまで優秀でないことが多いのです。
もし、英語の先生なのに、現代文の勉強を頑張ろうなんて言うアドバイスをしてくれる先生だったら良い先生ですね。
教科を超えてアドバイスできる先生は本当に大事なことを伝えてくれます。
学校の先生はティーチャーなのです。
学生はプレイヤー。
そして、そのギャップを埋めるのが、コーチです。
このコーチのポジションが個別指導塾の先生であったり、家庭教師、もしくは友人です。
良いティーチャーとは、概ね、厳しいことが多いようです。
「あの先生は厳しいが、そのおかげで自分はやるから、結果的に成績が上がる。」
良いコーチは次のような感じです。
「あの人は尊敬、信頼できる。あの人が言うことなら信じてついていこうと思う。」
良い指導者とは、自分がついていこうと思える人です。
いくら良い授業をしても、学生の心が動かなければダメなのです。
もし、高校での勉強がうまくいっていないと感じたら、塾や家庭教師などを使って、メンター(相談者)として信頼できる人を探してみましょう。
これは出会いの話なので、なかなか狙ってできるモノではありません。
だからこそ、良い指導者と出会うことは大切で、その努力をすることは必要なのです。
自分を理解し、良い指導者と共に成長していく。そんな高校生活を過ごせたなら、最高に楽しく、充実した良い思い出になるでしょう。頑張ってください。
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